ブックタイトルマツオカ建機デジタルカタログV6.1

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概要

マツオカ建機デジタルカタログV6.1

高所作業車・高所作業台高所作業車安全作業ポイント■作業高さと機種選定高所作業車は多種多様です。高所での作業を安全に、しかも、効率よく作業を進めるためには、作業高さに合った適切な機種を選定しなければなりません。1作業床の高さ=作業高さ×1.1~1.2倍のものを選びます。2作業地盤はどうか?3作業床が作業位置まで届くかどうか?4騒音、排気ガスの問題はないか?5積載荷重は十分かどうか?6作業床の広さは十分かどうか?などを考慮して機種を選定します。■作業時の地盤に注意!自走式高所作業車は勿論のことトラック式高所作業車においても作業地盤が大変重要です。自走式の走行操作は一般的には作業床で行います。機械の特性から、段差や傾斜路との境では機体が大きく振られることがあります。また、機種によっては走行時に運転者から路面状態が見えない部分(死角)が多く存在します。このような場合には、合図者をおき合図者の指示で走行しましょう。トラック式では、水平な堅土上へ設置します。軟弱な地盤では、転倒を防止するために十分な強度と大きさの敷板や敷鉄板にて地盤養生をしましょう。■積載荷重を守れ!ブーム型高所作業車は、「積載荷重」をもとに“てこの原理”に基づき〔高所作業車構造規格〕に則って作業床の移動可能範囲(作業範囲)が決められています。つり上げ装置(ウインチ)付きでは、つり上げ荷重に基づき作業範囲が決められています。なお、つり上げ装置付きでは積載荷重+つり上げ荷重=総和として、総和にて作業範囲が決められています。作業時は必ず「積載荷重」や「総和」を厳守しなければなりません。■不安全行為は事故のもと作業床を足場にして電柱や建物への乗り移りや建物や電柱から作業床への乗り移りは、危険なために行ってはいけません。また、作業床の縁に乗ったり、作業床から身体を乗り出した姿勢での作業や作業床内に梯子や脚立などを置いた上での作業も大変危険であり行ってはいけません。これら一連の不安全行為は一歩間違えば墜落や転落の大事故につながります。危険要因を取り除くことが安全作業の第一歩です。■高く遠くなるほど操作はゆっくり慎重に!ブーム型高所作業車では、ブーム先端に設けられた作業床にて上部操作を行います。そのためにブーム長さや作業半径が変わることによって、旋回や起伏操作では作業床の動くスピードが変化します。このことを十分理解して運転しなければ、急激な動きで思わぬ事故を起こしかねません。また下部操作にて運転する場合には、運転者は合図者の合図に基づき作業床の作業者と十分連絡をとりながら安全に十分配慮して運転しなければなりません。■一般高所による活線工事は厳禁一般工事用の高所作業車には、耐電圧性能はありません。一般工事用の高所作業車による活線作業は勿論のこと、送配電線の近くでの作業やレーダアンテナ、TV・ラジオアンテナ近くでの作業は厳禁です。送配電線の近くでの作業では、作業床やブームが直接電線に触れなくても誘導現象によって感電することがあります。また高出力電波をあびた場合も同様です。感電すると生命にかかわるような事態になります。■悪天候時の作業は中止屋外で作業する高所作業車にあっては、天候への配慮が必要です。なかでも風に対しては十分注意しなければなりません。また風は上空ほど強く吹いています。災害を起こさないためにも、悪天候時はもとより悪天候が予想されるときは、早めに作業を中止しましょう。■気象庁風力階級風力階級相当風速(m/秒)陸上における状況45.5~8.0砂ぼこりがたち、紙片が舞い上がる。小枝が動く。58.0~10.8葉のある低木がゆれ始める。池や沼の水面に波がしらが立つ。610.8~13.9大枝が動く。電線が鳴る。傘がさしにくい。10分間の平均風速が10m/s以上の時雷雲が発生した時■知っておこう、非常時における作業床の降下方法高所作業車は、主として高所で作業される方が直接運転されるケースがほとんどです。不慮の事故やエンジンの故障等で操作ができなくなった時のために〔高所作業車構造規格〕では「非常時に作業床上の労働者が地上に降りることができる装置又は器具」の備えつけが規定されています。しかし、メーカーや機種によってその方式や方法が異なります。万一に備えて作業指揮者や関係者は、作業の前に非常時における作業床の降下方法を確認し、取扱いを理解しておきましょう。■複合操作は慎重に!高所作業車の操作方式には、レバー制御、電気制御、電磁比例制御方式があります。機種や型式によって操作方式は異なります。また、高所作業車の多くは、その操作を作業床において作業者(運転資格が必要です。)が行います。操作の基本は「単独操作」で進行方向の安全を確認してから操作して進みます。また「複合操作」では、単独操作に比べ動きが遅くなり、逆に複合操作から単独操作に移るときは、動きが速くなります。運転に際しては、急激な速度変化を与えないように注意するとともに、操作に習熟するまで「複合操作」は行わないようにしましょう。【単独操作】【複合操作】「単独操作」とは、起伏、伸縮、旋回、首振りのいずれか一つを操作する事ひと降りの雨量が50mm以上の時ひと降りの積雪が25cm以上の時「複合操作」とは、同時に二つ以上の動作を行うこと。高高所所作作業業台車・土木建設機械小型汎用機水処ポ理ン機プ・器溶接発機電関機連・コンプレッサーエアー工具送集風塵機機・工具関係照明重機仮器設・関保連安機器・測測定量器器・物揚流重機機器・特種レン車タ両カ関ー係・季節商品備品ハウトスイ・レ倉庫・足仮場設工材事・メーイシンョフンォ022