ブックタイトルマツオカ建機デジタルカタログV6.1

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概要

マツオカ建機デジタルカタログV6.1

高高所所作作業業台車・土木建設機械小型汎用機水処ポ理ン機プ・器溶接発機電関機連・コンプレッサーエアー工具送集風塵機機・工具関係照明重機仮器設・関保連安機器・測測定量器器・物揚流重機機器・特種レン車タ両カ関ー係・季節商品備品ハウトスイ・レ倉庫・足仮場設工材事・メーイシンョフンォ高所作業車・高所作業台トラック式高所作業車安全走行ポイント■作業床へ物を載せて走るな!トラック式高所作業車は〔道路運送車両法〕の自動車の種別及び用途による分類では、特殊用途自動車に分類されます。特殊用途自動車は、ごく一部の自動車を除き積載量は0です。ましてや作業床へ荷物や工具を載せたままでの走行は安全上危険であるばかりでなく、作業床や首振り装置、ブーム装置等に多大の負荷が加わり損傷の原因となります。作業床の荷物や工具は必ず降ろして走行しなければなりません。■PTOを入れて走るな走行姿勢への準備が終ると必ずP.T.Oを「OFF」又は「断」にします。(「OFF」又は「断」になっていることを確認します。)P.T.Oの操作方法は「車両の取扱説明書」に従ってください。P.T.Oが「ON」又は「接」の状態のままで走行すると作動油の油温が上昇するばかりでなく、もしも操作レバーやスイッチが入ると作業装置が動き大変危険です。なお、その他のレバーやスイッチも「中立」か「OFF」又は「断」になっているか確認しておきます。■走行時の横風には十分注意!トラック式において、バケット型作業床を自動車運転席の上部へ格納するタイプにあっては、特に走行時の横風に注意しましょう。走行時における風圧は、ハンドル操作に大きく影響します。特に高速走行における横風や斜め前方からの風では“ハンドルを取られやすく”横転の危険さえあります。“ハンドルはしっかりと握って運転”し、急ハンドル操作や乱暴な運転はしないでください。自走式高所作業車の安全走行ポイント■まず台車の前後方向の確認を!自走式(ホイール式、クローラ式)の多くは作業床において走行操作を行います。特に旋回台を有するものについては、まず台車上に示された矢印で台車の前後方向を確認します。(矢印の方向が車両の前方です。)そうして矢印の方向へ進みたい時に操作レバーを前進側へ操作します。これを誤ると事故につながります。必ず確認してから操作しなければなりません。■危ない!傾斜地走行安全走行のためには、傾斜地や角度が急に変化している路面を避け、堅固な緩やかな傾斜の地盤を選んで走行しなければなりません。自走式では機種や型式毎に、作業床の高さやブーム起伏角度等によって走行時の車体傾斜限度が決められています。特に傾斜地走行では、このことを取扱説明書で十分理解した上で走行してください。クローラ式では、車両重心が急移動するような角度変化の大きい路面では、作業床が大きく揺れるので特に注意が必要です。また、ホイール式における坂道走行では、後輪及びブームを坂下側にして走行します。■走行するには正しく格納!正しく格納するとは、つり上げ装置のジブやウインチなどを定位置へ納めて固定し、ブームや昇降装置を縮め、下降して作業床を定位置に格納した後アウトリガを格納した状態です。工具箱へは、最低限必要な工具や小物部品のみの積込みとし、走行中に落下することのないようにしっかり蓋を閉め施錠しておきましょう。また作業床のカバー等は風圧で外れることのないようにしっかりと固縛しておかなければなりません。■高さ制限道路では高所作業車の地上高に注意!トラック式高所作業車では、まず走行前に作業床やアウトリガが正しく格納されていることを確認しておきましょう。そして、運転席に腰をかけて外を見たときの死角を確認しておくとともに、地上高を把握した上で走行します。また、地上高制限道路や狭い道路での方向転換等においては、作業床の接触に注意しましょう。なお、公道を走行する場合は〔道路交通法〕〔道路運送車両法〕〔車両制限令〕等の関係法令を遵守しなければなりません。■長い下り坂では排気ブレーキを有効に使う!■段差は思わぬ衝撃を生む!作業床を上げた状態で走行する場合、地盤の凹凸はもとより、ほんのちょっとした段差ででも、それを乗り越えるときの衝撃で作業床は大きく揺れます。作業床が揺れることにより、建築物等と接触して損傷したり、作業者が怪我をすることのないように地面の状態はもとより、周囲の安全を確認しながら慎重に走行しましょう。なお、作業床はできる限り下げて走行するのが原則です。■走行時は重心を低くする!トラック式のほとんどが、車両限度に近い車両重量になっており、制動時のブレーキには大きな負荷がかかります。フットブレーキを使い過ぎると、ベーパロック現象を起してフットブレーキが効かなくなるおそれがあります。長い下り坂では途中で休むなり、適切なシフトダウンによってエンジンブレーキを効かせるとともに、エキゾースト(排気)ブレーキを併用してブレーキへの負荷を低減して安全走行しましょう。転倒を防ぐには“重心を低くして、底面積を広くする”ことです。自走式にあっては、現場内での連続作業はもとより、現場内を自走するときにも転倒事故を起こさないような配慮が必要です。走行時はできる限り車両重心を低くし、ホイール式の拡張型ではホイールを拡張して使用するのが原則です。車両重心を低くするために、作業床はできる限り下げて伸縮ブーム型ではブームを縮小して走行しましょう。023